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地学

高校で理科の科目を選択するとき地学は物理や化学といった他の科目に比べて履修する人が少ないです

入試の時に点数が取りにくいからとか教える先生がいないからとかで開講されることが少ないみたいです

わたしは高校では生物と化学を選択しました

しかし大学で高校理科の教員免許を取得するには地学基礎という科目の単位を取らなくてはいけません

教職を目指す学生のために夏休みに集中講義がありました

このブログの「海流」の時にも少し話を出しましたが面白い講義だったので今回詳しく書こうと思いました

 

地学基礎を受けるにあたり教科書として地学図表が指定されました

教科書は必要だけど高いのであまり買いたくないなと思ってたら友人が持っていたので地学図表を貸してくれました

その友人は医学科なのに生物系のサークル入ってる変わった人です

プログラミングができて楽器が弾けて医学科に現役で入れるくらいお勉強ができるのに彼女はできたことがないそうです

親が医者だから医学科に進むしかなく、もともとは農学や生物学を学びたかったので学ぶ意欲が高くて他学部履修をしていて地学基礎で使う資料集を持ってたようです

 

 

地学基礎ではいろんなことをやりました

先生が持ってきてくれた大きめの岩をハンマーで割って化石探しをしました

種は同定できなかったのですがシジミの仲間の化石が出てきました

地球の大きさ計算ではGPSを利用して経度か緯度の一度を測って、自分の歩幅から一度あたりの長さを計算し、地球の大きさを算出しました

人によって誤差は大きかったのですがみんなで運動場で大股で歩くのは楽しかったです

先生が水晶を2つカチカチっとぶつけて、火花が出る様子を観察しました

この水晶を利用してどんなことができるか?ということをグループで考えました

わたしは光が生じるという概念にとらわれてしまって暗闇でビリヤードをするときに球を水晶にしたらロマンチックと発表しました

他の人も光、電気にまつわる考えが多かったです

先生はこういう時は発想の転換が大事だよとおっしゃいました

ぶつかって光が出るという反応は衝突のエネルギーが電気エネルギーに変わっている

この反応は可逆反応であって、水晶に電気エネルギーを加えると規則正しい運動をする

この仕組みが時計に利用されている

クォーツのことは知っていても水晶をカチカチっとぶつけて光らせることからそこまで考えが回らなかったのですごい!と思って実家に帰ったときに妹に同じ問いかけをしました

地層の問題は中学理科でも同じようなことをやったのを思い出しました

謎々みたいで好きだったので懐かしみながらスイスイ解けました

 

集中講義の前に事前課題が出されていて、近くにある県総合博物館で地学に関することを3つわかりやすくパンフレットのようにしてくるという課題でした

わたしはこういう課題では人と違う方が評価が上がりそうだなと思って地学からすぐ連想される鉱石や化石と、ちょっと見つけにくいところにあった温泉のことをまとめました

みんなの前で発表する内容を決めるときに温泉のことをまとめた人は他にいなくて、面白そうだと言われて温泉について発表することに決まりました

発表者は1人でもいいが発表すると評価が上がるのでグループ全員で発表しようということになりました

わたしが温泉というテーマを見つけてきたので7人で発表するために定義、でき方、効能、持続的利用など役割分担をしました

先生にこの班の発表はよくできていると言われて嬉しかったです

 

理科の順番は物化生地といわれることがあります

まず世界に物理法則があること、現象に規則があること、物質の性質や法則に基づいて反応が起こること、それが行われることで生命が維持されて生命を取り巻く環境も作られている、地球の生命とその環境は宇宙の中にあり宇宙にも歴史があるということ、というふうにどんどん学びがつながっていくのだと

たった15コマで地学の基礎の部分の表面だけを軽くなぞっただけで地学の四次元的な大きさに触れて、理科は広く大きい面白い学問であるし、学びそのものはもっと大きな世界なのだなと思いました